
今回は「たとう紙」についてです。
たとう紙はもともと、着物のやり取りをする際に、そのまま渡すのではなく、たとう紙に包んで相手に渡すことでプレゼント用のラッピングのように使われてきました。
それが徐々に保管用として使われるようになっていったのは、たとう紙が持つ保管に適した特徴があったからでしょう。
たとう紙は和紙で出来ていますのでズレにくく畳んだ時にも、中で着物がズレてシワになるといった心配がいりません。
そして通気性、吸湿性にも優れていますので、カビの発生や変色なども防いでくれます。
また、日焼け・チリ・ホコリからも着物を守ってくれますので、小物の保管の際には必ずたとう紙に包んで保管して下さい。