
先週は着物の保管には桐箪笥が適しているというお話をしましたが、桐箪笥は高価なものですし、大きな桐箪笥はマンションの部屋に置けないといったお悩みもあるかと思います。
今回は普通の洋服ダンスでの着物の保管についてのお話です。
注意する点は、換気です!
箪笥の中に湿気を溜め続けないように、晴れて乾燥している日には箪笥を開けておき、中に溜まった湿気を発散させてください。
そして重要なのが「虫干し」です。
カビの発生を防ぐために、乾燥した時期に着物を洋服ダンスから出し、ハンガーなどに吊るし干しします。
虫干しと言ってはいますが、虫よけと言うより、着物の湿気を放出させて乾燥して空気を吸わせるといった意味合いで行います。
年に2回程、時期としては10月〜3月の間に行うのが良いでしょう。
出来るだけ日光に晒さないように、風通しの良い部屋で干してください。
虫干しをするスペースが無く、桐箪笥も無いという方は、仕舞いっぱなしにせず、出来るだけ晴れた日に着物を着てあげてくださいね。